電子ペーパー技術の進化により、従来のモノクロから美しいカラー表示が可能になった電子ペーパータブレット。目に優しく、読書から手書きノート、さらには多彩なアプリケーションまで幅広く活用できる次世代デバイスとして注目を集めています。本記事では、カラー電子ペーパータブレットの基本知識を解説し、用途別おすすめのカラー電子ペーパータブレット&カラー電子書籍リーダー10機種を詳しくご紹介します。このうち8機種は、スタイラスペンを使い、カラーで文字やイラストを書き込むことができます。
電子ペーパータブレットとは?基本知識と選び方
電子ペーパータブレットと電子書籍リーダーの違い
E-Ink技術の基本
E-Ink(電子インク)技術は、マイクロカプセル内の黒と白の粒子を電気的に制御することで文字や画像を表示する技術です。従来の液晶ディスプレイとは異なり、バックライトを使用せず、反射光のみで表示するため、紙に近い自然な読書ができます。カラーE-Inkでは、この基本技術にカラーフィルターを組み合わせることで、4096色の表示が可能になっています。
電子書籍リーダーとの機能差
電子書籍リーダーは主に読書に特化した設計となっていますが、電子ペーパータブレットはより多くの機能を持つことを重視しています。タブレット型は手書き機能、アプリインストール機能、ウェブブラウジング機能などが搭載され、デジタルノートや軽い作業用デバイスとして使用できます。また、OSも電子書籍リーダーが独自OSを採用することが多いのに対し、タブレット型ではAndroidベースのOSが主流です。
タブレット型の特徴とメリット
タブレット型の特徴は、大画面と多機能性です。一般的に7〜13インチの画面を採用し、PDFファイルや雑誌、技術書なども快適に閲覧できます。さらに、スタイラスペンによる手書き機能により、デジタルノートやメモ取り、図表の作成なども可能になります。
カラー電子ペーパーの仕組みとKaleido 3技術
モノクロとカラーの表示技術比較
従来のモノクロE-Inkは16階調のグレースケール表示でしたが、カラー電子ペーパーではKaleido技術により4096色の表示が実現されています。Kaleido 3は最新世代の技術で、従来のKaleido Plusと比較して色再現性が30%向上し、より鮮やかで自然な色合いを表現できるようになりました。
解像度の違い(300ppi vs 150ppi)
解像度はモノクロ表示では300ppi、カラー表示では150ppiとなります。これはカラーフィルター層による制約ですが、それでも一般的な雑誌印刷(150ppi程度)と同等の品質を維持しているので、実用上十分な解像度といえます。文字主体のコンテンツでは、モノクロモードに切り替えると高解像度表示が可能です。
目への負担軽減効果
電子ペーパーの最大のメリットは、目への負担軽減効果です。ブルーライトを発しないため、長時間使用しても目の疲れを大幅に軽減できます。さらに、外から光が差し込む場所でも画面が見やすく、屋外での使用にも適しています。
手書き機能と筆圧感知レベル
静電容量式vs電磁式タッチパネル
タッチパネル方式には大きく分けて静電容量式と電磁式があります。指でのタッチには静電容量式が適していますが、手書きには電磁式が優れています。電磁式では専用ペンによる正確な位置検出と筆圧感知が可能で、より自然に書くことができます。
筆圧レベル(4096段階)の意味
4096段階の筆圧感知とは、ペンを画面に押し付ける強さを4096の段階で検出できることを意味します。これにより、軽く触れた線は細く薄く、強く押し付けた線は太く濃く表現され、まるで本物の鉛筆やペンで書いているような自然な描写が可能になります。
デジタルペンの種類と特徴
デジタルペンには、充電が必要なアクティブペンと、電池不要のパッシブペンがあります。多くの電子ペーパータブレットでは、Wacom技術を採用したパッシブペンが使用され、充電の煩わしさがなく、常に使用可能な状態を保てます。
用途別おすすめ電子ペーパータブレット&電子書籍リーダー
ここからは、用途別に、おすすめの電子ペーパータブレットや電子書籍リーダーをご紹介していきます。
読書重視派におすすめのモデル
Kobo Clara Colour
Kobo Clara Colourは、6インチという持ち運びやすいサイズでありながら、Kaleido 3技術による美しいカラー表示を実現しています。楽天Koboストアとの連携により、豊富な電子書籍ライブラリにアクセス可能。漫画や雑誌をカラーで読むことができます。
防水機能(IPX8)を搭載しているため、お風呂での読書も安心です。バッテリー寿命は約8週間と長く、充電の手間が減らせます。
タッチスクリーンによる直感的な操作が可能で、フォントサイズの調整や背景色の変更などをカスタマイズできます。手書き機能は搭載されていないため、純粋に読書を楽しみたい方におすすめです。
コンパクトで軽量(174g)なため、通勤や旅行でも負担になりません。縦書き・横書きの切り替えや、ルビ表示にも対応しています。価格と機能のバランスが優れており、初めてのカラー電子ペーパータブレットに最適です。
画面サイズ | 6インチ |
解像度 | 1072 x 1448(モノクロ)、536 x 724(カラー) |
CPU | Dual core 2.0 GHz |
対応するファイル形式 | EPUB, MOBI, PDF |
メモリ容量 | 512 MB |
ストレージ容量 | 16GB |
バッテリー容量 | 1500 mAh |
付属品 | 保証書、充電ケーブル |
スタイラスペン | 非対応 |
価格 | 26,800円 |
Kobo Libra Colour
Kobo Libra Colourは、7インチの画面とページめくりボタンを搭載した、読書に特化した上位モデルです。Clara Colourと比較して画面サイズが大きく、PDFファイルや技術書の閲覧により適しています。
物理的なページめくりボタンで、片手での読書がより快適です。左右どちらの手でも使用できるよう、画面の向きを変更すると自動的にボタンの機能も切り替わります。ページをめくるために画面に触れなくてもいいのは、指紋などが気になる方に、特にうれしいポイントです。
Kaleido 3技術により、雑誌や漫画のカラー表示も美しく、ComfortLight PROという調整可能なフロントライト機能により、暗い場所でも快適に読書できます。色温度の調整も可能で、夜間の使用時にはブルーライトを抑えた暖色系の表示に切り替えられます。
防水機能(IPX8)も搭載されており、お風呂場での使用も安心です。ストレージ容量は32GBで、数千冊の電子書籍を保存可能です。楽天ポイントとの連携により、ポイント活用での書籍購入も可能で、楽天のユーザーには特にメリットが大きいモデルです。
画面サイズ | 7インチ |
解像度 | 1264 x 1680 |
CPU | Dual core 2.0 GHz |
対応するファイル形式 | EPUB, PDF |
メモリ容量 | 1GB |
ストレージ容量 | 32GB |
バッテリー | 2050 mAh、3週間 |
付属品 | 保証書, 充電ケーブル |
筆圧感知レベル | (4096段階=別売り Koboスタイラス2) |
価格 | 36,800円 |
手書きノート重視派におすすめのモデル
reMarkable Paper Proバンドル
reMarkable Paper Proは、紙のような書き心地を追求した高級電子ペーパータブレットです。11.8インチの大画面と独自開発のディスプレイ技術により、まさに紙に書いているような自然な感触を実現しています。
付属のMarker Plusペンはペアリングや充電は不要で、実際のペンのような重量感とバランスを持ち、長時間の使用でも手が疲れません。消しゴム機能付きで、ペンを裏返すだけで消去モードに切り替わります。Paper Proタブレットに磁気で取り付けておくことができます。
手書き認識機能は非常に高精度で、55言語での手書きテキスト変換に対応しています。手書きのメモを即座にテキストに変換し、Eメールで送るなどの使い方もできます。クラウド同期機能により、作成した文書はすべてクラウドに保存され、任意のデバイスからアクセス可能です。
バッテリー寿命は約2週間で、USB-Cによる高速充電に対応しています。
Canvas技術により、無限に広がるキャンバスでの創作活動が可能で、建築家やデザイナーなどの専門職にも愛用されています。目に優しい画面で、快適に文章作成やイラスト制作などに取り組みたい方におすすめです。
画面サイズ | 11.8インチ |
解像度 | 2160×1620 (229ppi) |
CPU | Cortex-A53、1.8GHz、8コア |
対応するファイル形式 | PDF, EPUB |
メモリ容量 | 2GB |
ストレージ容量 | 64GB |
バッテリー容量 | 5,030mAh、2週間 |
付属品 | Marker Plusペン、ペン先6個、USB-Cケーブル |
筆圧感知レベル | 4096段階 |
価格 | 133,048円 |

Bigme 10.3インチ カラーEインク読み書きタブレット
Bigme 10.3インチモデルは、Kaleido 3技術による美しいカラー表示と、Wacom技術を採用した高精度な手書き機能が特徴です。4096段階の筆圧感知により、細かなタッチの違いまで正確に表現でき、イラスト制作や詳細な図解作成にも適しています。
Android 13をベースとしたカスタムOSを搭載し、Google Playストアの豊富なアプリをインストールできます。KindleアプリやKoboアプリなど、複数の電子書籍プラットフォームを同一デバイスで利用できる点は大きなメリットです。
ストレージは128GBと大容量で、多数のアプリや書籍、文書ファイルを保存できます。Wi-Fi 6対応により高速なデータ通信が可能で、クラウドサービスとの同期もスムーズです。USB-C接続による高速充電に対応し、バッテリー持続期間は約1〜2週間です。
フロントライト機能により暗所での使用も快適で、色温度の調整により目への負担をさらに軽減できます。手書きメモアプリは多機能で、レイヤー機能やベクター編集機能も搭載されています。
美しいカラー表示と高精度な手書き機能の両方を活用したい方に、おすすめの一台です。
画面サイズ | 10.3インチ |
解像度 | 1280 x 1024 |
CPU | Dimensity 900、2.4GHZ、8コア |
対応するファイル形式 | EPUB, FB2, DOC, DJVU, JPEG |
メモリ容量 | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB、microSDカード最大1TB |
バッテリー容量 | 3,700mAh |
付属品 | スタイラスペン |
筆圧感知レベル | 4096段階 |
価格 | 78,999円 |

番外編:モノクロ Amazon Kindle Scribe Notebook Design
Kindle Scribe Notebook Designは、Amazonが開発した10.2インチの大画面電子ペーパータブレットです。モノクロのみの表示となりますが、読書中に直接メモやハイライトを書き込めます。専用のAmazon Penで、4096段階の筆圧感知による自然な手書きができます。
手書きノート機能では、自由に書き込めるノートを作れます。白紙やチェックリスト、カレンダーなどの18種類のテンプレートから選べます。複数のペンの太さやスタイルを選択でき、消しゴム機能も搭載されています。日本語の手書き認識にも対応しており、手書きメモをテキストに変換することも可能です。書いたメモはKindleアカウントで同期され、スマートフォンやPCからも確認可能です。ペンは本体側面にマグネットで取り付けられるので、紛失の心配がありません。
Kindle Unlimitedとの連携により、膨大な書籍ライブラリにアクセス可能で、特に洋書の豊富さはKindleならではの強みです。
バッテリー寿命は約12週間と非常に長く、充電の回数を減らせます。300ppiの高解像度により、文字の表示は非常にクリアで、長時間の読書でも目の疲れを最小限に抑えられます。Amazonエコシステムを活用する方には理想的な選択肢です。
画面サイズ | 10.2インチ |
解像度 | 300ppi |
対応するファイル形式 | AZW3, AZW, TXT, PDF, MOBI, PRC, HTML, DOC, DOCX, EPUB, RTF, JPEG, GIF, PNG, BMP |
ストレージ容量 | 16GB / 32GB / 64GB |
バッテリー持続時間 | 最長12週間 |
付属品 | 専用ペン、USB-C充電ケーブル、クイックスタートガイド、交換用ペン先 (5個)、交換ツール |
価格 | 56,980~64,980円 |
多機能・高性能派におすすめのモデル
Amazon Kindle Colorsoft シグニチャーエディション
Amazon Kindle Colorsoft シグニチャーエディションは、Amazonが初めて投入したカラー電子書籍リーダーで、Kindleエコシステムの強力な機能とカラー表示を両立させた注目のモデルです。
7インチの画面にKaleido 3技術を採用し、漫画や雑誌、児童書などのカラーコンテンツを美しく表示できます。Amazonの膨大な電子書籍ライブラリ、特に漫画やグラフィックノベルの豊富さを活かせる点が最大の魅力です。Kindle Unlimitedとの連携により、月額定額で数万冊の書籍にアクセス可能で、カラー対応書籍も含まれています。
300ppiのモノクロ表示と150ppiのカラー表示を自動切り替えし、文字主体のコンテンツでは高解像度で、カラーコンテンツでは美しい色彩で表示します。調整可能フロントライト機能により、暗い環境でも快適に読書でき、色温度の調整によりブルーライトの影響を軽減できます。Whispersyncクラウド同期により、読書進度やブックマーク、ハイライトがKindleアカウント内のスマートフォンやPCと共有されます。
32GBの大容量ストレージにより、数千冊の書籍を保存可能で、旅行や出張時にも豊富なライブラリを持ち歩けます。バッテリー寿命は約8週間と長期間使用でき、USB-C充電に対応しています。
重量は約220gで、長時間の読書でも疲れにくい設計です。防水機能(IPX8)により、お風呂での読書も安心です。
Amazonエコシステムを活用し、特にカラーコンテンツを楽しみたいKindleユーザーに、おすすめの一台です。
画面サイズ | 7インチ |
解像度 | 300ppi(モノクロ)、150ppi(カラー) |
対応するファイル形式 | AZW3、AZW、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRC、PDF、DOCX、DOC、HTML、EPUB、TXT、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMP |
ストレージ容量 | 32GB |
バッテリー持続時間 | 8週間 |
付属品 | USB-C 充電ケーブル、クイックスタートガイド |
価格 | 44,980円 |
Onyx BOOX Note Air4 C
Onyx BOOX Note Air4 Cは、電子ペーパータブレット界のフラッグシップモデルに位置づけられる高性能デバイスです。10.3インチのKaleido 3カラーディスプレイと、Qualcomm Snapdragon 690プロセッサを搭載し、従来の電子ペーパータブレットとは一線を画す高い処理性能を実現しています。
6GBのメモリと128GBのストレージにより、複数のアプリを同時実行してもスムーズに動作します。Google Play Store完全対応により、一般的なAndroidアプリの大部分をインストール・使用可能で、Microsoft Office、Adobe Reader、各種ノートアプリなど、ビジネス用途でも十分に活用できます。メモやノートは、フォルダ、タグ、アウトライン機能などを活用して体系的に整理できます。
付属のBOOX Pen Plus、Wacom技術による手書き機能は業界最高水準で、4096段階の筆圧感知と傾き検出により、プロフェッショナルなイラスト制作にも対応します。まさに、紙にペンで書いている質感です。独自のBSR(BOOX Super Refresh)技術により、従来の電子ペーパーの弱点である画面更新の遅さを大幅に改善し、動画再生やブラウジングも実用的なレベルで行えます。
分割画面機能により、読書しながらメモを取ったり、複数のドキュメントを同時に参照したりといった効率的な作業が可能です。USB-C接続でのデータ転送や充電に対応し、Bluetooth 5.0による周辺機器接続も安定しています。バッテリーの持ちは使用方法により大きく異なりますが、読書中心なら約2〜4週間、多機能使用時は約3〜7日程度です。
総合力の高い電子ペーパータブレットをお探しの方におすすめです。
画面サイズ | 10.3インチ |
解像度 | 1240 x 930(カラー)、2480 x 1860(モノクロ) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 690、8コア |
対応するファイル形式 | PDF (reflowable), EPUB , TXT, RTF,HTML, CHM, DOC, FB2 |
メモリ容量 | 6GB |
ストレージ容量 | 64GB、microSDカードで2TBまで拡張可能 |
バッテリー容量 | 3,700mAh |
付属品 | BOOX Pen Plus、USB-Cケーブル、カードトレイ取り出しツール、クイックスタートガイド、保証書 |
筆圧感知レベル | 4096段階 |
価格 | 87,800円 |

Likebook Meebook M8C
Likebook Meebook M8Cは、7.8インチのコンパクトサイズながら多機能性を重視したバランス型モデルです。Kaleido Plusカラー技術を採用し、鮮やかなカラー表示と300ppiのモノクロ高解像度表示を両立しています。
Android 11ベースのカスタムOSにより、Google Playストアからのアプリインストールが可能で、Kindleや楽天Koboなど複数の電子書籍プラットフォームを一台で利用できます。
手書き機能では4096段階の筆圧感知に対応し、付属のスタイラスペンによる自然な書き心地を実現しています。特にPDF注釈機能が充実しており、研究者や学生の論文読解・注釈作業に最適です。
8コアプロセッサと4GBのメモリにより、複数アプリの同時実行もスムーズで、マルチタスク作業も快適に行えます。64GBの内蔵ストレージに加え、microSDカードにより1TBまで容量拡張も可能です。
フロントライト機能により暗所での読書も快適で、色温度調整によりブルーライトの影響を抑制できます。Wi-Fi 5対応により高速なインターネット接続が可能で、クラウドストレージとの同期もスムーズです。バッテリー寿命は約2〜3週間で、USB-C充電に対応しています。重量は約350gと持ち運びに適したサイズで、通勤や出張での使用にも便利です。
価格と機能のバランスが優れており、多機能性を求めながらもコストを抑えたい方におすすめです。
画面サイズ | 7.8インチ |
解像度 | 1404 x 1872(モノクロ)、702 x 936(カラー) |
CPU | クアルコム、2.2Ghz、8コア |
対応するファイル形式 | EPUB, MOBI, PDF, TXT, DOC/DOCX, HTML/HTM |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB、microSDカードで1TBまで拡張可能 |
バッテリー容量 | 3200mAh |
付属品 | Wacom スタイラスペン、ペン先(2)、USB-Cケーブル、取扱説明書、透明保護ケース |
筆圧感知レベル | 4096段階 |
価格 | 51,899円 |

コスパ重視派におすすめのモデル
Likebook MEEBOOK M6C
Likebook MEEBOOK M6Cは、6インチのコンパクトサイズでありながらカラー表示機能を搭載した、コストパフォーマンス重視の入門モデルです。Kaleido Plusカラー技術により4096色の表示が可能で、漫画や雑誌のカラーページも美しく表示されます。
Android 11ベースのOSを搭載し、Google Playストアの豊富なアプリをインストールできる点が大きな魅力です。Kindleアプリや楽天Koboアプリなど、主要な電子書籍プラットフォームをすべて一台で利用可能で、書籍選択の自由度が高いのが特徴です。
手書き機能も搭載されており、4096段階の筆圧感知による自然な書き心地を実現しています。簡単なメモ取りやPDFへの注釈作成には十分な機能を提供します。8コアプロセッサと2GBのRAMにより、基本的な動作はスムーズですが、重いアプリの同時実行には制限があります。
16GBの内蔵ストレージは少なめですが、microSDカードによる拡張が可能で、実用上の問題はありません。フロントライト機能により暗い場所での読書も快適で、色温度の手動調整にも対応しています。バッテリー寿命は約2〜4週間と良好で、USB-C充電に対応しています。重量は約180gと非常に軽量で、長時間の片手持ちでも疲れません。
コストパフォーマンスを重視する方には優れた選択肢です。特にカラー電子ペーパーを試してみたい初心者の方におすすめできるモデルです。
画面サイズ | 6インチ |
解像度 | 600 x 800(モノクロ)、400 x 600(カラー) |
CPU | クアッドコア Cortex A55、1.8 Ghz、8コア |
対応するファイル形式 | EPUB, MOBI, PDF, TXT, DOC, DOCX, HTML, HTM, FB2, JPG, PNG, GIF, PPT, MP3 |
メモリ容量 | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB、microSDカードで1TBまで拡張可能 |
バッテリー容量 | 2200mAh |
付属品 | USB-Cケーブル、クイックスタートガイド、保護ケース |
スタイラスペン | 非対応 |
価格 | 26,659円 |
Bigme B751C
Bigme B751Cは、7.5インチの見やすいサイズとリーズナブルな価格を両立させたミドルレンジモデルです。Kaleido 3技術による最新のカラー表示性能を持ちながら、手頃な価格設定が魅力です。
Android 13ベースのカスタムOSを搭載し、Google Playストアから様々なアプリをダウンロード・利用できます。特に電子書籍アプリの対応範囲が広く、Kindle、楽天Kobo、BookWalkerなど、日本で主要な電子書籍プラットフォームをすべて利用可能です。
手書き機能では4096段階の筆圧感知に対応し、PDFへの注釈やデジタルノート作成が快適に行えます。付属のスタイラスペンは充電不要のパッシブタイプで、常に使用可能な状態を保てます。
4GBのメモリと64GBのストレージにより、複数のアプリを同時実行してもある程度のパフォーマンスを維持できます。microSDカードスロットにより最大512GBまでの容量拡張が可能で、大量の文書や電子書籍を保存できます。フロントライト機能は24段階の明度調整と、暖色・寒色の色温度調整に対応しており、様々な環境での読書を快適にサポートします。
Wi-Fi 5対応により高速なインターネット接続が可能で、クラウドストレージとの同期もスムーズです。バッテリーの持ちは約1〜3週間で、使用方法により大きく変動します。重量は約280gと適度で、持ち運びにも適しています。
品質と価格のバランスが良く、多機能性を求めつつも予算を抑えたい方におすすめです。
画面サイズ | 7インチ |
解像度 | 800 x 600 |
CPU | Helio P35、8コア |
対応するファイル形式 | PDF, EPUB |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
バッテリー容量 | 3000mAh |
付属品 | スタイラスペン、保護ケース |
筆圧感知レベル | 4096段階 |
価格 | 40,999円 |
Bigme B7 4G通話対応
Bigme B7 4G通話対応モデルは、電子ペーパータブレットとしては珍しい4G LTE通信機能を搭載したユニークなデバイスです。7.8インチのKaleido 3カラーディスプレイに加え、SIMカードスロットを搭載することで、Wi-Fi環境がない場所でも単独でインターネット接続が可能です。さらに通話機能も搭載しており、大画面スマートフォンとしても活用できる点が最大の特徴です。
Android 13ベースのOSにより、一般的なスマートフォンアプリの大部分をインストール・使用でき、LINE、メール、ブラウザなどの基本的なコミュニケーションツールも快適に利用できます。
手書き機能は4096段階の筆圧感知に対応し、外出先でのメモ取りや文書への注釈作成に活用できます。
4GBのメモリと128GBのストレージにより、複数のアプリ同時実行もスムーズで、写真や動画ファイルも余裕を持って保存できます。GPS機能も搭載されており、地図アプリやナビゲーションアプリも利用可能です。フロントライト機能により屋内外問わず快適な視認性を確保でき、アウトドアでの使用にも適しています。
バッテリー容量は4300mAhと大容量で、通話やデータ通信を頻繁に行っても1〜2日は使用可能です。重量は約320gとやや重めですが、多機能性を考慮すれば妥当な範囲です。
電子ペーパータブレットとスマートフォンの機能を一台に集約したい方や、外出先でも常にインターネット接続が必要な方におすすめです。
画面サイズ | 7インチ |
解像度 | 1264 x 1680(モノクロ)、632 x 840(カラー) |
CPU | MediaTek、2.4GHz、8コア |
対応するファイル形式 | PDF, EPUB, MOBI, TXT, HTML, DOC, RTF, FB2, CHM |
メモリ容量 | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB、microSDカードで拡張可能 |
バッテリー容量 | 3000mAh |
付属品 | スタイラスペン、保護ケース |
筆圧感知レベル | 4096段階 |
価格 | 43,219円 |
よくある質問(FAQ)
電子ペーパータブレットの寿命は?
電子ペーパータブレットの寿命は、使用頻度や環境により大きく変動しますが、一般的には5〜10年程度とされています。E-Inkディスプレイ自体は半永久的に使用可能ですが、バッテリーの劣化が主な制限要因となります。リチウムイオンバッテリーは約500〜1000回の充電サイクルで容量が約80%に低下するため、毎日充電する場合は2〜3年、週に1回程度の充電なら10年近く使用できる計算になります。
普通のタブレットとの違いは?
一番大きな違いは表示技術です。一般的なタブレットがバックライト付きの液晶やOLEDディスプレイを使用するのに対し、電子ペーパータブレットは反射型のE-Inkディスプレイを採用しています。これにより、目への負担が大幅に軽減され、屋外での見やすさも向上します。
目の疲れは本当に軽減される?
はい、科学的根拠に基づいて目の疲れは大幅に軽減されます。E-Inkディスプレイはブルーライトを発しないため、メラトニンの分泌を阻害せず、眼精疲労や睡眠障害のリスクを最小限に抑えられます。また、反射光による表示のため、長時間使用しても液晶ディスプレイのような目の乾燥や疲労感を感じにくくなります。
手書き文字は自動でテキスト化される?
多くのモデルに手書き文字のテキスト化機能が搭載されており、日本語の手書き認識にも対応しています。楷書で丁寧に書けば90%以上の認識精度を期待できますが、草書や崩した文字では認識率が低下する傾向があります。
外部アプリはどこまでインストールできる?
Android OSを搭載したモデルでは、Google Playストアから一般的なAndroidアプリの大部分をインストール可能です。電子書籍アプリ、ドキュメント編集アプリ、ノートアプリ、ブラウザなどは快適に動作します。
まとめ:あなたに最適な電子ペーパータブレット
カラー電子ペーパータブレットや、カラー電子書籍リーダーは、従来の液晶タブレットとは全く異なる使用感のデバイスです。目への優しさ、長時間のバッテリー寿命、屋外での見やすさなど、読書や文書作成に特化した独自の魅力があります。
ぜひ、あなたの使用目的にぴったりな一台を見つけて、新しいデジタル読書や創作を楽しんでくださいね。