子どもたちが大好きな動画やゲーム、読書など、遊びや学習をもっと楽しく充実させたい!そんな願いを持つ親御さんにとって、タブレットはまさに魔法の道具。
しかし、いざ購入しようとすると、「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」「子どもに安全なタブレットってあるの?」と悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Amazonが販売する Fire HD 10 キッズモデル と Fire HD 10 キッズプロ の2つのタブレットを徹底比較!それぞれのスペックや機能、保証内容、付属アクセサリ、価格などを詳しくわかりやすく解説し、お子様に最適なモデル選びのお手伝いをさせていただきます。
さらに、年齢別、用途別、兄弟姉妹で共有する場合のおすすめモデルもご案内します。
はじめに:お子様に最適なタブレットを探しているあなたへ
Fire HD 10 タブレットシリーズとは?
Fire HD 10 タブレットシリーズは、Amazonが提供する10インチタブレットです。2023年11月に発売された最新モデル(第13世代)は、従来モデルよりも処理速度が向上して動画やゲームもサクサク動き、さらに鮮明なディスプレイで見やすくなっています。
このFire HD 10 タブレットシリーズには、お子様向けにキッズモデルとキッズプロモデルがあります。
- Fire HD 10 タブレット: 基本モデル。
- Fire HD 10 キッズモデル: 子ども向けに特化。
- Fire HD 10 キッズプロ: さらに充実した子ども向けモデル。
基本モデルのFire HD 10が持つ高性能なCPU(8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz))、雑誌が見開きで読める解像度を持つ美しいディスプレイ(1080p フルHD 1920×1200ピクセル)、長時間バッテリー(最大13時間)などはそのままに、落としても踏んでも壊れない頑丈な子ども向けケース、子ども向けコンテンツやアプリ、使用時間を制限する機能などがプラスされています。
(本体の性能がアップしたのは10インチモデルのみで、7インチ・8インチモデルは2022年発売の第12世代に留まっています。Fire HD 8 キッズモデルとは6,000円違いで25%高速化しているので、Fire HD 10 キッズモデルのほうがお得感があります。)
子ども向けモデルも本体は基本モデルと同じものですから、ケースを外せば大人も普通のFire HD 10タブレット(ブラック)として使用できます。その際、自分のプロフィールでログインするので、使用制限などは一挙に解除されます。
お子様が眠っている間に、大人が電子書籍を読むなど、家族でエンターテイメントや学習、仕事など幅広い用途に活用でき、「高機能なのに低価格」で人気です。
子どもがタブレットを使うメリット・デメリット
まず、子どもがタブレットを使うメリットとデメリットを簡単に確認しておきましょう。
メリット
- 豊富なコンテンツで楽しみながら学習できる
- アプリや動画で遊びの幅が広がる
- 読書や調べ学習など、学習意欲を高める
- 車の中など、外出先での暇つぶしに最適
- 家族とのコミュニケーションツールとして活用できる
デメリット
- 長時間使用による視力低下や生活習慣の乱れ
- ネット依存や不適切な情報の閲覧リスク
キッズモデル/キッズプロには、これらのデメリットを解消するための機能「ペアレンタルコントロール」がついているので安心です。
保護者の方がお子様のタブレットの1日の使用時間を設定したり(それがすぎると自動的に画面が切り替わる)、使用するアプリや、閲覧できるウェブサイトなどを制限するための機能です。また、何で何分遊んだなどの使用状況の確認も可能で、お子様が安全にタブレットを使うためのサポートができます。
ペアレンタルコントロールは、届いたら最初に設定をすればOK。その後、様子を見ていつでも簡単に変更することができます。「学習アプリが終わったらゲームができる」なども。Amazon kids+のアプリをダウンロードすれば、保護者のスマホなどからもチェックや設定ができます。
Fire HD 10 キッズモデル/キッズプロの選び方
Fire HD 10 キッズモデルとキッズプロは、どちらも3歳~12歳のお子様向けに設計されたタブレットです。一応、対象年齢が示されていますが、どちらもアプリの対象年齢を3歳~12歳の間から設定することができるので、使用目的に合わせて本体を選べるようになっています。
Fire HD 10 キッズモデル
- 価格:23,980円
- 対象年齢:3歳から
-
主な特徴:
-
耐久性に優れた頑丈なケース:落下や衝撃からタブレットを保護 (ブルー、ピンク、またはグリーン。本体はブラック)
- 2年間の保証:壊れたら修理または交換の、2年間の保証付き
- 1年間のAmazon Kids+無料体験:えほんやずかん、ひらがな・すうじ・えいごなどの知育アプリやゲーム、ビデオなど
- コンテンツ制限機能:子どもが不適切なコンテンツを見ないように制限
- 使用時間制限:15分単位で利用時間を設定
子どもはタブレットを落としたりぶつけたりすることが多いので、頑丈なケースは安心です。
水濡れ破損・画面故障でも、2年間は無償で交換してもらえます。
Amazon Kids+は、子ども向けの本、動画、ゲーム、アプリなどが楽しめるサービスです。1年間は無料で使用できます。1年後にキャンセルするか更新するかを期間内でも選べます。キャンセルはAmazonの公式サイトまたは公式アプリから簡単にできます。
Fire HD 10 キッズプロ(キッズモデルの上位モデル)
- 価格:23,980円
- 対象年齢:6歳から
- 主な特徴:
キッズモデルと同じもの
* 2年間の保証:壊れたら修理または交換の、2年間の保証付き
* 1年間のAmazon Kids+無料体験:プログラミングや小学生新聞、教科学習ができるアプリや、学習まんが・児童書ほか、ゲームやビデオが楽しめるサービス
* コンテンツ制限機能:子どもが不適切なコンテンツを見ないように制限
* 使用時間制限:15分単位で利用時間を設定
キッズプロで変更されているもの
* キッズモデルシリーズより、薄く、軽くなったキッズ向けスリムカバー:落下や衝撃からタブレットを保護(ギャラクシーまたはスマイル)
Amazon Kids+は、子ども向けの本、動画、ゲーム、アプリなどが楽しめるサービスです。1年間は無料で使用できます。1年後にキャンセルするか更新するかを期間内でも選べます。キャンセルはAmazonの公式サイトまたは公式アプリから簡単にできます。
購入後の設定時に、「小学生のお子様向けテーマ」を選択すると、小学生新聞、プログラミングアプリ、学習まんがや図鑑などがホーム画面に自動表示されます。アイコンにコンテンツ名が合わせて表示され、お子さまが一人でも好きなものを探しに行けるように設計されています。
スペック詳細比較:Fire HD 10 キッズモデル vs キッズプロ
画面サイズと解像度:美しい映像
どちらも10.1インチのHDディスプレイを搭載しており、動画やゲームを鮮明な画質で楽しめます。解像度は、1080p フルHD(1920×1200ピクセル)と高いため、美しい映像を楽しめます。
プロセッサ:高速処理でサクサク動作
どちらも高速な処理能力を持つプロセッサ(8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz))を搭載しています。アプリの起動や動作速度も快適。ゲームや動画編集など負荷の高い作業にも最適です。
メモリ:複数アプリもスムーズ
メモリは、アプリを同時に使用したり、複数のタブを開いたりする際に影響します。キッズモデル、キッズプロともに3GBとメモリ容量が大きいため、より多くのアプリをスムーズに動作させることができます。
ストレージ:写真・動画の保存容量
ストレージは、写真や動画、アプリなどを保存する容量です。キッズモデル、キッズプロともに32GB。写真や動画をたくさん保存したい場合は、microSDカード(別売)で1TBまで拡張可能です。
カメラ性能:写真撮影・ビデオ通話
カメラ性能は、写真撮影やビデオ通話の際に重要です。どちらもリアカメラが5MP、フロントカメラが5MPと高画質で、1080pのフルHDビデオ録画ができます。
バッテリー:長時間使用できる?
バッテリー持続時間は、どちらも最大13時間と長いため、外出先でも安心して使用できます。動画視聴やゲームなど負荷の高い作業を長時間行う場合は、バッテリー持続時間がこれよりも短くなりますが、USB-C (2.0) 接続で充電も簡単です。
耐久性:落下・水濡れ対策
どちらも頑丈な設計で、落下や水濡れにも安心です。特に、キッズモデルは厚みのあるケースが付属しており、より高い耐久性を誇ります。
その他の機能:スピーカー・充電
どちらもスピーカーは内蔵Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、充電は同梱のUSB-C (2.0)ケーブルと9W充電アダプタで約4時間。
Fire HD 10 キッズモデル vs キッズプロ 比較表
2つのモデルのスペックを比較表にまとめました。
項目 | Fire HD 10 キッズモデル | Fire HD 10 キッズプロ |
---|---|---|
ディスプレイ | 10.1インチ 1080p フルHD | 10.1インチ 1080p フルHD |
解像度 | 1920×1200ピクセル | 1920×1200ピクセル |
サイズ | 267×208×27mm | 256×190×17mm |
重量 | 670g | 659g |
カバー | 子ども向け保護カバー | 子ども向けスリムカバー |
カラー | ブルー、ピンク、グリーン (本体ブラック) | ギャラクシー、スマイル (本体ブラック) |
CPU | 8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) | 8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) |
メモリ | 3GB | 3GB |
ストレージ | 32GB (1TBまで拡張可能) | 32GB (1TBまで拡張可能) |
カメラ | 5MPフロント/リア | 5MPフロント/リア |
オーディオ | Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー | Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー |
バッテリー | 最大13時間 | 最大13時間 |
充電時間 | 4時間 | 4時間 |
USBポート | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) |
世代 | 第13世代 2023年発売 | 第13世代 2023年発売 |
防水 | なし | なし |
耐久性 | 強化ガラスディスプレイ | 強化ガラスディスプレイ |
保証 | 2年間 | 2年間 |
Alexa | ハンズフリー対応 | ハンズフリー対応 |
機能比較:子ども向け機能と保護者向け機能
子ども向け機能と保護者向け機能は、どちらのモデルにも共通です。
Amazon Kids+:豊富なコンテンツで学びと遊び
Amazon Kids+は、数千冊の絵本や児童書、教育ゲーム、動画など、子ども向けコンテンツが充実したサブスクリプションサービスです。月額980円(プライム会員は月額480円)で、広告なしで安全に楽しむことができます。1年間は無料で利用できます。
こちらはプリインストールされているので、Wi-Fiがなくても使えます。
この他にも、Amazonアプリストアから対応したアプリをダウンロード可能です。
また、子ども向けモデルはGoogle Playをサポートしていませんが、保護者のアカウントでYouTubeや他のアプリをダウンロードし、お子様と共有する形で追加すれば使うことができます(くわしい方法はAmazonのヘルプページの「ヘルプライブラリを検索する」で、「Fireタブレットで子ども用プロフィールにコンテンツを追加する」で検索してください)。
ペアレンタルコントロール:利用時間・閲覧サイト制限
上記の「はじめに」でご紹介したとおり、ペアレンタルコントロール機能では、利用時間や閲覧できるウェブサイトを制限することができます。また、使用状況の確認も可能で、お子様が安全にタブレットを使うためのサポートができます。
キッズ向けプロフィール:個別の設定
複数のお子様がタブレットを使用する場合、キッズプロフィールを作成することで、それぞれに個別の設定を適用することができます。
自分のプロフィールにログインすると、ホーム画面に並ぶアプリも、表示されるアプリの候補も設定に応じたものに切り替わるので、自分で興味のあるアプリを探して試すことができます。
2年間の安心保証:故障時の修理・交換
どちらも2年間の安心保証付きです。万が一故障した場合でも、無料で修理または交換を受けることができます。
価格比較
どちらも、23,980円です。
おすすめモデル:お子様に合わせた最適な選択
年齢別おすすめモデル
Amazonでは対象年齢を下記のように設定しています。
* 3歳~7歳:Fire HD 10 キッズモデル
* 6歳~12歳:Fire HD 10 キッズモデル、Fire HD 10 キッズプロ
お子様の年齢のほか、性格、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
使用目的別おすすめモデル
- 学習用途:Fire HD 10 キッズプロ
- ゲーム用途:Fire HD 10 キッズプロ
- 動画視聴:Fire HD 10 キッズモデル、Fire HD 10 キッズプロ
- 写真撮影:Fire HD 10 キッズプロ
カバーの違いから言うと、
小さなお子様には、保護性の高いカバーが付属するキッズモデルがおすすめです。
小学生には、持ち運びやすいキッズプロがおすすめです。
兄弟姉妹で共有する場合
兄弟姉妹で共有する場合は、キッズプロフィールを利用することで、それぞれ個別の設定を適用することができます。
まとめ:Fire HD 10キッズモデル/キッズプロでお子様の成長をサポート
Fire HD 10 キッズモデルとキッズプロは、お子様の好奇心を刺激し、学習意欲を高め、創造性を育むことによって成長をサポートする、素晴らしいツールです。豊富な子ども向けコンテンツと充実した保護者向け機能で、安全に楽しく学習や遊びを楽しむことができます。
また、お子様と一緒にアプリで遊んだり選んだりと、タブレットで新しい体験を楽しむことも。使い方を教えたり、一緒にゲームをしたりなどのコミュニケーションツールとしても役立ちます。
本記事が、お子様に最適なタブレットを選ぶための参考になれば幸いです。