「高画質の動画を観たい」、「動画編集や負荷の高い最新の3Dゲームなど、CPUパワーが必要な作業を快適に行いたい」など、タブレットの用途によって、必要なCPUが違ってきます。
今回は「サクサク動く処理性能の高いハイスペックタブレット」、「ミドルレンジ」、「一般向け」に分けて、タブレットの選び方のポイントも交えながら、17機種を詳しくご紹介します。タブレットの処理速度を決めるCPU(SoC)、RAM(メモリ)、AnTuTuスコアなどもご紹介します。
ぜひ、あなたの用途にぴったりの一台を見つけてください。
用途に合わせたCPU選び
CPU(中央処理装置)は、タブレットの「頭脳」として機能し、全ての計算処理を行います。高性能なCPUを搭載したタブレットは、アプリの起動やマルチタスク、ゲームのプレイ、動画編集など、様々なタスクをスムーズにこなすことができます。
しかし、CPUの性能が低いタブレットを選んでしまうと、アプリの起動や動作がカクついたり、処理に時間がかかったりします。
そこでなるべくCPU性能の高いタブレットがおすすめなのですが、そうすると価格も上がってしまうため、まず、自分の用途に合ったちょうど良いCPU性能を知る必要があります。
CPUとSoCの違いとは?
CPU(シーピーユー、Central Processing Unit)は、コンピュータやタブレットの「頭脳」にあたる部分で、主にデータ処理や計算を担当します。タスクの実行やアプリの動作速度などに直接影響を与えます。
コア数(8コア、4コアなど)の多いほど、処理能力が向上します。
また、クロック速度(GHz)が高いほど処理速度が速くなります。
タブレットでは、ARMベースのCPU(例:Cortex-Aシリーズ)が一般的です。
一方、SoC(エスオーシー、System on a Chip)は、CPUを含む複数のコンポーネントを1つのチップに統合したものです。タブレットやスマホに必要な機能をほぼすべて搭載している「オールインワン」な設計です。
SoCには以下のようなコンポーネントが含まれます。
- CPU(中央処理装置):データ処理を担当。
- GPU(Graphics Processing Unit):グラフィックス処理を担当。ゲームや動画再生に影響。
- RAMコントローラー:メモリへのアクセスを管理。
- DSP(デジタル信号プロセッサ):音声や画像処理を効率化。
- モデム(通信チップ):Wi-FiやLTE通信をサポート(必要に応じて)。
- ISP(イメージシグナルプロセッサ):カメラの画像処理を担当。
主な特徴
- SoCの性能は、CPUだけでなくGPUやその他の構成要素によっても左右される。
- 省電力でコンパクトな設計が可能。
- 各メーカー独自の設計が特徴的。
例
- Apple: M4、A15 Bionic
- Qualcomm: Snapdragon 8 Gen 2
- MediaTek: Dimensity 9200
処理能力の高いタブレットを選ぶにはどこを見る?
処理能力の高いタブレットを選ぶには、以下のポイントに注目すると良いでしょう。
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プロセッサの種類:最新のプロセッサを搭載しているタブレットは、一般的に高性能です。例えば、AppleのMシリーズ(M1、M2など)や、QualcommのSnapdragon 8シリーズ、MediaTekのDimensityシリーズなどが挙げられます。
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コア数とクロック速度:コア数が多く、クロック速度が高いプロセッサは、マルチタスクや高負荷のアプリケーションに強いです。例えば、8コア以上で、クロック速度が2GHz以上のプロセッサが理想的です。
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GPUの性能: CPUだけでなく、GPU(グラフィックス処理装置)の性能も重要です。特にゲームをする場合は、GPUの性能が高いものがおすすめです。
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RAMの容量:RAMの容量が多いほど、多くのアプリを同時に立ち上げても快適に動作します。8GB以上あれば、重いゲームや動画編集などにも対応できます。
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ベンチマークスコア:ベンチマークスコアは、CPUの処理能力を数値化したものです。スコアが高いほど、CPUの性能が高いことを示します。AnTuTuやGeekbenchなどのベンチマークスコアを参考にすると、実際の性能を比較しやすくなります。ただし、タブレットの個体差が出るので、目安としての利用になります。
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冷却システム:高性能なCPUは発熱しやすいため、高い性能を長時間維持するために、効果的な冷却システムを備えているかも確認しましょう。
CPU(SoC)性能によるグループ分け
今回の比較は、AnTuTuの総合スコアとGPUスコア、メモリ容量などを基準にしています。
CPUの性能別に3つのグループに分けると、適した用途は次のようになります。
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一般向けのタブレット(AnTuTuの総合スコア30万点以上、GPUスコア10万点以上)
Webブラウジング、動画視聴、メール、SNS、文書作成、パズルゲームやカジュアルゲームなど比較的処理能力を必要としないゲーム、ZoomやTeamsなどを利用したオンライン授業や会議 -
ミドルレンジの、コスパに優れたタブレット(AnTuTuの総合スコア50万点以上、GPUスコア15万点以上)
上記の一般向けのタブレットに加えて:中程度のゲーム(ある程度の処理能力を必要とする3Dゲームも、設定を調整すれば快適にプレイできます)、簡単な動画編集や短い動画の編集、複数のアプリを同時に起動して利用 -
高性能CPUを搭載したタブレット(AnTuTuの総合スコア150万点以上、GPUスコア60万点以上)
上記のミドルレンジのタブレットに加えて:高画質の写真・イラスト制作、4K動画の編集、高画質画像の編集、高度なAR/VRコンテンツ、プログラミング(開発環境や、処理の重いプログラムの実行も快適に行えます)、負荷の高い最新の3Dゲームを最高設定でプレイする場合でも、非常に快適に動作します。
次の章からは、このグループごとに、おすすめのタブレットを合計17機種ご紹介します。機種の選定は、ベンチマークスコアやユーザーレビューなどを参考に、総合的に判断しました。17機種すべてを、AnTuTuの総合スコアの高い順にご紹介します。
CPU以外にタブレット選びの基準になるのは、ディスプレイサイズ、OSのバージョン、LTE・5Gへの対応です。
ディスプレイサイズは、一般的な用途には10インチ、イラスト制作などをするなら12インチ以上、よく持ち運ぶ方は7〜8インチがおすすめです。
OSのバージョンは、最新のOSを搭載しているものがおすすめ。Androidの2025年6月現在の最新バージョンは「Android 15」です。
外出先でも(テザリングなどを利用せずに)インターネットを利用したい方は、LTEや5Gに対応しているモデル推奨です。
高性能CPUを搭載したおすすめタブレット6選
高画質の写真・イラスト制作、4K動画の編集、プログラミング、負荷の高い最新の3Dゲームなど、どんな作業にも対応できるハイスペックな機種7選です。ディスプレイやサウンドなども優れています。
Apple 2024 iPad Pro (M4) 11インチ
Appleの最新モデル、2024年版 iPad Proは、M4チップを搭載し、前モデルと比べても圧倒的な処理速度を実現。M4チップは、10コア250万点超えのCPUと100万点超えのGPU性能を備え、プロフェッショナルなクリエイティブ作業からエンターテインメントまで幅広く対応。動画編集や3Dグラフィック編集、最新の3Dゲームなど、負荷の高い作業も難なくこなせます。
さらに、ProMotionテクノロジーを採用した120HzのリキッドレティナXDRディスプレイにより、滑らかな表示と鮮やかな色彩を実現。クリエイティブワークでの色の再現性や動画視聴時の没入感が格段に向上しています。
Apple Pencil Pro に対応し、メモを取ったりイラストを描いたりと、クリエイティブな作業にも最適です。
圧倒的な処理能力で、プロの要求にも応える1台です。
SoC | Apple M4 |
コア数 | 10コア |
最大クロック数 | 3.2GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 2,539,709 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 1,099,313 |
メモリ容量 | 8GB |
ストレージ容量 | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB |
画面サイズ | 11インチまたは13インチ |
価格 | 168,800円~ |
Apple iPad Air (M3)
iPad Air (M3)(11インチは第7世代、13インチは第2世代になります)は、M3チップの圧倒的な処理性能と携帯性を両立した、「万能」と呼ぶにふさわしい一台です。
M2チップ搭載の前世代iPad AirからCPU性能を最大50%向上。GPU性能も大幅に進化し、動画編集やゲームもより快適に。Neural Engineも強化され、AIを活用した高度な処理もスムーズにこなせます。
Apple Intelligenceに最適化された初のiPadで、AIアシスタント機能が格段に向上しています。たとえば、録音した内容の要約や自動文字起こしをする、写真アプリで自然な言葉で特定の写真や動画の特定シーンを探す、重要な通知を優先して表示するなど、幅広い分野で高度な能力を発揮します。あなたのデータにあなた以外の人がアクセスできない、強力なプライバシー保護機能もあります。
Liquid RetinaディスプレイはP3の広色域とTrue Toneテクノロジーにより、鮮やかで自然な色表示を実現。動画視聴や写真編集、イラスト制作にも、高い満足度の得られるクオリティです。
M3チップの省電力設計により、バッテリー持ちも優秀。iPad Proに迫る高性能ながら、より軽量で持ち運びやすいのも魅力です。
Touch IDによる指紋認証、USB-Cポート、Wi-Fi 6Eなど、日常使いに必要な機能も充実。iPad Proほどのプロ向け機能は不要だけれど、高性能なタブレットが欲しいという方に最適です。
SoC | Apple M3 |
画面サイズ | 11インチ / 13インチ |
解像度 | 11インチ=2360×1640 / 13=2732×2048 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 4.1GHz |
AnTuTu10スコア(総合) | 2,406,667 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 995,610 |
メモリ容量 | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
価格 | 98,800円 |
Apple 2024 11インチiPad Air (M2)
2024年版のiPad Airは、M2チップを搭載し、日常のタスクからクリエイティブな作業まで幅広く対応する、コストパフォーマンスの高いモデルです。
M2チップは8コアのCPUと9コアのGPUを備え、一般的な用途はもちろん、写真・動画編集やイラスト制作などのクリエイティブワークにも十分対応できます。3D描画や高負荷なゲームでも快適に動作します。
Liquid Retinaディスプレイは美しい色再現と高い解像度を持ち、動画視聴やクリエイティブな作業にも適しています。
デザインはiPad Proと同様のスリムなボディを採用し、軽量で持ち運びやすく、外出先でも活躍します。Touch IDを電源ボタンに統合することで、安全性と使いやすさを両立。USB-C端末との互換性も高く、様々な周辺機器と接続できます。
SoC | Apple M2 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 3.0GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 2,188,966 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 915,149 |
メモリ容量 | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
画面サイズ | 11インチまたは13インチ |
価格 | 114,800円~ |
Galaxy Tab S10 Ultra
Galaxy Tab S10 Ultraは、現行Androidタブレットの中でも圧倒的な性能を誇るフラッグシップモデルです。搭載されているMediaTek Dimensity 9300+は、8コア・最大3.4GHzの高クロックで、AnTuTuベンチマーク総合スコアは179万点超え。特にGPU性能も非常に高く、高画質な3Dゲームや4K動画の編集、複数のアプリを同時に立ち上げての作業など、あらゆる高負荷なタスクを遅延なく快適にこなせます。
また、14.6インチの大画面有機ELディスプレイの、鮮やかで吸い込まれるような映像美により、映画やドラマを鑑賞する際に最高の没入感が得られます。大画面によりデスクトップPC並みの作業環境が整います。Split View機能や複数アプリの同時起動でも余裕があり、仕事からクリエイティブ作業まで幅広く対応します。「PCモード」との相性も抜群。付属の「Sペン」を使えば、紙に書くような自然な書き心地でメモを取ったり、精密なイラストを描いたりと、クリエイティブな作業も思いのままです。
同CPUを搭載する「Galaxy Tab S10+」との主な違いは画面サイズ。携帯性よりも、据え置きで最高の映像体験や作業効率を求める方に最適です。
12GBの大容量メモリと1.5TBまで拡張可能なストレージ、11,200mAhの大容量バッテリー、Sペン標準付属、防水防塵対応など、プロフェッショナルな使い方にも十分応える仕様です。
価格は高価ですが、iPad Pro 13インチと比較しても遜色ない性能で、Android環境での最上級タブレットです。性能、画面、機能のすべてにおいて妥協したくないプロのクリエイターや、最高のエンタメ体験を求めるユーザーに、おすすめです。
SoC | MediaTek Dimensity 9300+、3.4GHz |
コア数 | 8コア |
AnTuTu10スコア(総合) | 1,794,327 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 745,498 |
メモリ容量 | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB / 512GB、microSDで1.5TBまで拡張可能 |
画面サイズ | 14.6インチ |
価格 | 219,120円~ |
Galaxy Tab S10+
Galaxy Tab S10+は、12.4インチの美しく鮮やかな有機ELディスプレイを搭載し、性能と携帯性のバランスが取れた高性能タブレットです。MediaTek Dimensity 9300+の強力な処理能力により、AnTuTu 10スコアで176万点を記録。Ultra版と同等の性能を、よりコンパクトなサイズで実現しています。12GBメモリと256GB以上のストレージ、microSD対応により、重いアプリケーションも快適に動作します。
Ultra版との違いは主に画面サイズと重量で、12.4インチという絶妙なサイズにより、デスクワークでは十分な作業領域を確保しつつ、571gの軽量設計で持ち運びも楽々。カフェでや移動中など、外出先でも本格的な作業ができます。「Sペン」付属で、メモ取りやイラスト制作も可能。Galaxy AI機能により、文書作成支援や画像編集の効率化も図れます。
10,090mAhのバッテリーは一日中の使用に対応し、防水防塵性能も備えています。価格はUltra版より約3万円安く、コストパフォーマンスに優れています。プロフェッショナルな用途からエンターテイメントまで、幅広いニーズに応える万能タブレットとしておすすめです。
SoC | MediaTek Dimensity 9300+ |
最大クロック数 | 3.4GHz |
コア数 | 8コア |
AnTuTu10スコア(総合) | 1,765,438 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 659,863 |
メモリ容量 | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB / 512GB、microSDで1.5TBまで拡張可能 |
画面サイズ | 12.4インチ |
価格 | 187,440円~ |
Xiaomi(シャオミ) Pad 7
Xiaomi Pad 7は、Snapdragon 7+ Gen 3プロセッサーを搭載し、ハイエンドモデルに匹敵する高い処理性能を実現したAndroidタブレットです。AnTuTuベンチマークスコアは150万点に迫り、動画編集やゲームも快適にこなせます。特にGPUスコアが高く、PUBG Mobileなどの人気ゲームも高画質で楽しめます。
Proモデルと同じく3.2K (3200×2136) の高精細・144Hzの高リフレッシュレートに対応したディスプレイは、滑らかな映像表示と美しい画質が魅力。それでいて価格は約3万円も抑えられています。
Xiaomi Pad 7 Proと同様に、8850mAhの大容量バッテリー、クアッドスピーカー、Dolby Vision、Dolby Atmosなど、充実した機能を搭載。45Wの急速充電にも対応します(30分で40%まで充電可能)。
Xiaomi HyperOS 2.0による快適な操作性も魅力です。HyperOS 2とGoogle Geminiの組み合わせによるAI機能も充実し、AIによる音声認識、音声検索、AIアート、AI電卓、文章作成などの豊富な機能を利用できます。
Xiaomi Pad 7シリーズはワークステーションモードも搭載。タブレットをノートPCのようなインターフェースに変え、ウィンドウの表示サイズや位置を調整して、効率よく情報収集することができます。
日常使いからビジネス、クリエイティブ作業、ゲームまで、幅広い用途で快適に使える高性能タブレットで、コスパの高い機種をお探しの方におすすめです。
SoC | Snapdragon7+Gen3 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 2.8GHz |
AnTuTu10スコア(総合) | 1,541,890 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 601,839 |
メモリ容量 | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面サイズ | 11.2インチ |
価格 | 54,980円~ |
ミドルレンジの、コストパフォーマンスに優れたタブレット4選
ミドルレンジのCPUを備えたタブレットは、ゲーム、短い動画の編集、複数のアプリを同時に起動して利用するなどの用途に向いています。
ハイスペックに迫る性能を持ちながら、価格が低めに設定された、コスパの優れた機種が多く出ています。
Apple iPad mini (A17 Pro)
Apple iPad mini (A17 Pro)は、そのコンパクトな8.3インチボディにiPhone 15 Pro/Pro Maxと同じ最新鋭のA17 Proチップを搭載し、携帯性と高性能を両立したタブレットです。6コアCPUながら最大クロック3.78GHzの高速動作により、動画視聴、電子書籍閲覧、画像編集まで快適にこなします。
8.3インチのLiquid Retinaディスプレイは、片手でも持ちやすく、取り回しの良さが際立ちます。しかし、その小さな筐体に秘められた性能は驚異的で、AnTuTuスコアは約148万点に達し、前世代のA15 Bionicから大幅な進化を遂げています。
6コアCPUと高性能なGPU、そして8GBメモリにより、高画質なゲーム、動画編集、複雑なアプリの実行もスムーズ。Apple IntelligenceなどのAI機能も快適に動作し、今後の進化にも期待が持てます。
Wi-Fi 6Eに対応し、高速なワイヤレス通信も実現。12MPの広角バックカメラとセンターフレーム対応の12MP超広角フロントカメラも搭載し、写真撮影やビデオ通話も高品質です。Touch IDによるセキュアな認証も便利。
iPadOSのエコシステムとA17 Proチップの圧倒的な性能により、通勤・通学中の読書や動画視聴、外出先でのメモ取りやクリエイティブ作業などが快適にこなせます。ホバー機能などが加わり、さらに使いやすくなった Apple Pencil Pro にも対応。持ち運びやすい高性能なタブレットをお探しの方におすすめです。
SoC | Apple A17 Pro |
コア数 | 6コア |
最大クロック数 | 3.78GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 1,488,440 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 651,930 |
メモリ容量 | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB / 256GB / 512GB |
画面サイズ | 8.3インチ |
価格 | 78,800円~ |
Apple 11 インチ iPad (A16/第11世代)
Apple 11 インチ iPad (A16/第11世代)は、iPhone 14 Proや iPhone 15に搭載されたA16チップを採用し、第10世代と比べると30%パフォーマンスが向上しています。AnTuTuベンチマークスコアは139万。アプリの起動や切り替えがスムーズで、日常的なウェブ閲覧、動画視聴、電子書籍の読書、SNS、 写真編集、軽いゲームなど、一般的なタスクは快適にこなせます。
また、ストレージ容量が128GB / 256GB / 512GBからの選択になり、容量を気にせずに使えるようになりました。64GB / 256GBだった第10世代から倍増し、実質値下がりになっています。
10.9インチの画面は、Liquid Retinaディスプレイの美しさが際立ち、色鮮やかな映像を楽しめるのが魅力です。True Toneテクノロジーに対応し、目に優しい表示です。マンガが見開きで読めるのもいいですね。
12MPのフロントカメラと広角バックカメラを搭載し、写真や動画撮影も高品質。センターフレームに対応し、人物を追って画面中央に表示し続けてくれるので、ビデオ会議にも便利です。さらに、ステレオスピーカーが横向きに配置されているため、横置きにして映画鑑賞や音楽再生を臨場感たっぷりに楽しめます。
Apple Pencil(USB-C、第1世代)やMagic Keyboard Folioにも対応しており、イラスト制作や文章入力も快適です。
Wi-Fi 6に対応しているので通信速度が速く、オンライン授業やリモートワークもスムーズ。Touch IDによる指紋認証は使い勝手がよく、セキュリティ面でも安心。USB-Cポートを採用しており、周辺機器との接続も簡単です。
一日中使えるバッテリーを備えているため、外出先でも安心して使用できます。充電を80%で止める設定があるので、バッテリーの寿命を気にしないで充電することが可能。薄型&軽量のデザインで、持ち運びにも便利。カフェや移動中でも気軽に使えるのが嬉しいポイントです。
Apple 11インチ iPad (A16) は、手軽に使える高性能タブレットとして、幅広い用途に対応。お値段も手頃で、クリエイティブ作業やエンタメ用途、ビジネスシーンでも活躍する一台です。
iPad AirやiPad Proほどの高性能は不要だけれど、iPadOSの安定性と豊富なアプリ環境を手軽に体験したいという方や、初めてタブレットに触れる方にもおすすめです。
SoC | Apple A16 |
コア数 | 5コア |
AnTuTu10スコア(総合) | 1,397,673 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 409,312 |
メモリ容量 | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB / 256GB / 512GB |
画面サイズ | 10.9インチ |
カラー | ブルー / ピンク / イエロー / シルバー |
価格 | 58,800円~ |
Galaxy Tab S10 FE
Samsungの S FE(Fan Edition)シリーズは、ハイエンドモデル Sシリーズの主要機能を残しつつ、価格を抑えたシリーズです。
この「Galaxy Tab S10 FE」の搭載するSoC「Exynos 1580」は、AnTuTuスコア93万点台を記録するミドルハイレンジの実力派。6GBメモリと128GBストレージ、microSDで最大2TBまで拡張可能な構成により、動画視聴やSNS、Webブラウジングといった日常使いはもちろんのこと、ある程度の画像編集や、3Dゲームも快適に楽しめます。
このモデル最大の魅力は、価格を抑えながらも上位モデルの便利な機能を利用できる点にあります。特に、手書きメモやイラスト制作に絶大な人気を誇る「Sペン」が標準で付属するので、学習や仕事での活用度も高いです。イラスト制作など、クリエイティブな用途を考えている方にも非常にお得です。さらに、サムスン独自のGalaxy AI機能も搭載されていて、文書作成支援や画像編集機能も利用できます。
8,000mAhのバッテリーは一日中の使用に対応し、497gの軽量設計により持ち運びも楽々。防水防塵性能も備えており、様々な環境で安心して使用できます。同価格帯の他社製品と比較してもSペン標準装備の分、コスパに優れています。高性能タブレットは欲しいけれど予算を抑えたい方、学生さんや初めてタブレットを購入する方にもおすすめです。
SoC | Samsung Exynos 1580 |
最大クロック数 | 2.9GHz |
コア数 | 8コア |
AnTuTu10スコア(総合) | 932,578 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 270,691 |
メモリ容量 | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB、microSDで2TBまで拡張可能 |
画面サイズ | 10.9インチ LCD |
価格 | 83,820円~ |
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Proは、8.4インチのコンパクトサイズながら、MediaTek MT8791チップでAnTuTuスコア55万点の優秀な性能を実現しています。1920×1200のFHDディスプレイは鮮明で、90Hzの高リフレッシュレートで滑らかな表示が快適。電子書籍や動画視聴に最適なサイズ感です。
16GB+256GBという大容量メモリ・ストレージ構成は、この価格帯では圧倒的な仕様です。microSDカードで1TBまで拡張可能なため、大量のコンテンツを持ち歩けます。片手で持ちやすいサイズは通勤通学での利用に便利で、6050mAhバッテリーによる長時間駆動とPD18W充電も魅力です。
4G LTE対応(デュアルSIM、通話可能)なのでSIMカードを挿入すれば、どこでもインターネット接続が可能。GPSも搭載。Widevine L1対応によりNetflixなどの高画質ストリーミングも楽しめ、デュアルスピーカーで迫力あるサウンドを実現しています。
価格は抑えながらも、妥協のない仕様のコンパクトタブレットをお探しの方におすすめの一台です。
画面サイズ | 8.4インチ |
SoC | MediaTek MT8791 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 2.6GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 550,955 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 101,124 |
メモリ容量 | 16GB |
ストレージ容量 | 256GB、microSDカードで1TBまで拡張可能 |
価格 | 24,649円~ |

低価格なのに優秀!ライトユーザー向けタブレット7選
一般的な用途に使うなら、低価格でも優れた性能のタブレットがあります。Webブラウジング、メール、SNS、動画視聴、文書作成、パズルゲームなど比較的処理能力を必要としないゲーム、ZoomやTeamsなどを利用したオンライン授業や会議などに使えます。
Galaxy Tab A9+
Snapdragon 695を採用したGalaxy Tab A9+は、AnTuTuスコア40万点台。3万円台という価格帯で Samsung の品質と使い勝手の良さを提供しています。
11インチ、1920×1200ピクセルのディスプレイは見やすく、また、3つのアプリを同時に表示でき、電子書籍閲覧や動画視聴に最適。Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーで、臨場感のあるサウンドも楽しめます。
最新のOne UI (Galaxy向けに開発されたユーザーインターフェイス) を搭載し、操作性は高級モデルと遜色ありません。数回タップするだけで、Galaxyのスマートフォン、タブレット、近くにある他の Galaxyデバイスに、写真や動画、文書を迅速かつ簡単に共有できます。
基本的なタブレット機能を Samsung クオリティで楽しみたい方、特に動画視聴や Web ブラウジングがメインの使用用途となる方におすすめです。
SoC | Snapdragon 695 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 2.2GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 406,651 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 80,800 |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB、microSDカードで1TBまで拡張可能 |
画面サイズ | 11インチ |
価格 | 35,800円~ |
Xiaomi(シャオミ) Redmi Pad 2
Xiaomi(シャオミ) Redmi Pad 2 は、驚異的なコストパフォーマンスを誇る11インチの大画面タブレットです。MediaTek Helio G100-Ultraを搭載し、AnTuTu 10スコアで42万点を記録。価格帯を考えると非常に優秀な性能で、動画視聴やウェブブラウジング、軽めのゲームも快適に楽しめます。4GBメモリと128GBストレージ、microSDで最大2TBまで拡張可能な構成により、容量不足の心配もありません。
この価格帯では珍しい11インチ、2.5K高解像度の美しいディスプレイ。大画面かつ精細な表示は、YouTubeやNetflixなどの動画コンテンツを存分に楽しむのに最適です。Dolby Atmos対応により、音響も上質に仕上がっています。
さらに、9000mAhという大容量バッテリーを備えているため、外出先での長時間使用も安心。軽量設計により持ち運びも楽々で、通勤通学での使用にも適しています。Xiaomi HyperOS搭載により、スマートフォンとの連携機能も充実。初めてタブレットを購入する方、サブ機として気軽に使いたい方、予算を抑えたい学生さんにもおすすめです。
SoC | MediaTek Helio G100-Ultra |
最大クロック数 | 2.2GHz |
コア数 | 8コア |
AnTuTu10スコア(総合) | 428,645 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 67,050 |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ容量 | 128GB、microSDカードで2TBまで拡張可能 |
画面サイズ | 11インチ |
価格 | 21,980円~ |
ALLDOCUBE iPlay60mini Pro
ALLDOCUBE iPlay60mini Proは、Helio G99プロセッサを搭載し、AnTuTuスコア39万点台の実用的な性能の8.4インチタブレットです。1920×1200FHDのディスプレイは、シャープな表示と適度なサイズ感が特徴。美しい表示で動画視聴やウェブブラウジングを快適に楽しめます。
Androidをベースにした、ALLDOCUBE OS3.0を導入。Dockバー、サイドバー、フローティングボタンでさらに便利になりました。小窓表示や分割画面などの操作がジェスチャーで素早くできます。
Widevine L1対応でNetflix、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスを高画質で視聴でき、エンターテインメント用途にも最適です。デュアルスピーカーで、臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。6軸ジャイロを搭載しており、ゲームにも適しています。
16GBのメモリと128GBのストレージを搭載し、microSDカードで512GBまで拡張可能。6,050mAhバッテリーとPD18W充電対応で、使い勝手も良好です。
顔認証や重力センサー、光センサーなど、実用的な機能を搭載。コンパクトで持ち運びやすく、さまざまなシーンで活躍できる一台です。低価格ながらも充実した性能を備えており、コストパフォーマンスを重視するユーザーにおすすめです。
SoC | MediaTek Helio G99 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 2.2GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 398,836 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 62,951 |
メモリ容量 | 16GB(8+8仮想) |
ストレージ容量 | 128GB、microSDカードで512GBまで拡張可能 |
画面サイズ | 8.4インチ |
価格 | 26,999円~ |
Fire HD 10
Fire HD 10は、Amazonの10.1インチの最新タブレットです。2万円を切る価格ながら、AnTuTuスコア31万点台の実用的な性能を備えています。10インチのフルHDディスプレイは、この価格帯では十分な表示品質を実現。特にAmazonプライム会員であれば、Prime VideoやKindle本の視聴・閲覧に最適な一台です。
Amazon独自のエコシステムとの親和性は抜群。音声アシスタントAlexaによる音声操作や、Show Modeによるスマートディスプレイ機能など、独自の特徴も魅力です。
Androidから派生したFire OSは、シンプルで使いやすく、初めてタブレットを使う方にもおすすめです。アプリストアからさまざまなアプリをダウンロードできます。
Amazonサービスをご利用の方や、コストを抑えながら基本的なタブレット機能を求める方におすすめです。
SoC | MediaTek MT8186A |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 2.0GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 315,268 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 38,420 |
メモリ容量 | 3GB |
ストレージ容量 | 32GBまたは64GB(microSDカードで1TBまで拡張可能) |
画面サイズ | 10.1インチ |
価格 | 19,980円 |
Xiaomi(シャオミ) Redmi Pad SE
Xiaomi Redmi Pad SEは、11インチの大画面ディスプレイを搭載したタブレットです。Dolby Atmos対応のオーディオシステムは、臨場感あふれるサウンドを提供します。8000mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間の使用も安心です。
128GBのストレージは、microSDカードで1TBまで拡張可能。写真や動画の保存にも余裕が出ます。軽量で持ち運びやすく、エンターテイメントや学習用途に最適です。
低価格でありながら、大画面と充実した機能を備えており、コストパフォーマンスを重視するユーザーにおすすめです。お子さま向けタブレットとしてもおすすめです。
SoC | Snapdragon 680 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 2.4GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 300,365 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 41,060 |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面サイズ | 11インチ |
価格 | ¥21,800 |
Xiaomi(シャオミ) Redmi Pad SE 8.7
Xiaomi(シャオミ) Redmi Pad SE 8.7は、8.7インチのコンパクトサイズが特徴のエントリーモデルです。MediaTek Helio G85を搭載し、AnTuTuスコアは約27万点。普段使いのWeb閲覧や動画視聴、SNS利用などライトな用途に最適です。4GBのメモリと64GBまたは128GBのストレージ、2TBまでのmicroSD拡張に対応し、コンテンツの保存も安心です。
片手でも持ちやすく、持ち運びやすい軽量ボディで、通勤・通学の電車内で電子書籍を読んだり、ソファで寝転がりながら動画を見たりといった使い方に最適です。
8,000mAhのバッテリーは本体サイズを考えると十分な容量で、一日中の使用に対応。価格も非常に手頃で、初めてタブレットを使う方や、サブ機として気軽に使いたい方、お子さま用、電子書籍リーダーとしてもおすすめです。
SoC | MediaTek Helio G85 |
最大クロック数 | 2.0GHz |
コア数 | 8コア |
AnTuTu10スコア(総合) | 271,756 |
AnTuTu10スコア(GPU) | 40,119 |
メモリ容量 | 6GB(4GB+2GB仮想) |
ストレージ容量 | 64GB/128GB、microSDカードで2TBまで拡張可能 |
画面サイズ | 8.7インチ |
価格 | 16,980円~ |
Bmax I10 Plus アンドロイド 15 タブレット
Bmax I10 Plusは、Android 15を搭載した10インチのタブレットです。T606 8コアCPUを搭載し、日常使いには十分な性能を備えています。
12GBのメモリと128GBのストレージを搭載し、microSDカードで1TBまで拡張可能。基本的な使用では快適な動作を維持できます。
この価格帯ながらWidevine L1に対応しており、Netflixなどの動画配信サービスを高画質で楽しめます。6000mAhのバッテリーや、5G WiFi、Bluetooth 5.0、顔認証、無線投影対応など、実用的な機能も備えています。
フル機能Type-Cポートを搭載し、さまざまな周辺機器との接続も可能です。コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
SoC | Unisoc T606 |
コア数 | 8コア |
最大クロック数 | 1.6GHz |
AnTuTu 10 スコア(総合) | 230,644 |
AnTuTu 10 スコア(GPU) | 36,348 |
メモリ容量 | 12GB |
ストレージ容量 | 128GB |
画面サイズ | 10インチ |
価格 | 16,900円 |
タブレットのCPU(SoC)性能比較まとめ
ハイスペッククラスから一般向けまでの各機種をご紹介してきました。
この比較ガイドが、あなたにピッタリのタブレットを選ぶ際の参考になれば幸いです。