「Windowsタブレットって、安くてもちゃんと使えるの?」
と思っている方、多いですよね。結論からいうと、用途をしぼれば、1〜4万円台でも十分に活躍してくれるモデルがあります。ただ、なんとなく安さだけで選ぶと「動作が遅い」「Officeが思ったより使えない」という後悔にもつながりがち。
この記事では、選び方の基準から、おすすめ10機種の詳しい解説まで、まるごとお伝えします。
安いWindowsタブレットの選び方【失敗しない3つの基準】
CPU性能(Core i5 / m3 / Celeronの違い)
タブレットのサクサク感を左右するのが、まずCPU(処理装置)の性能です。
- Core i5:ビジネス向けの定番。複数のアプリを同時に立ち上げても、比較的余裕があります。
- Core m3(またはCore m3-8100Y):省電力タイプで、薄型・軽量モデルに多く採用。軽作業なら十分ですが、重い処理は少し苦手かもしれません。
- Celeron:エントリークラス。ネット閲覧や動画視聴など、シンプルな使い方なら問題なし。ただし、複数作業の同時進行は厳しめです。
快適ラインはCore m3以上、妥協ラインはCeleronといったイメージで考えておくと、購入後のギャップが少なくなります。
メモリ・ストレージの最低ライン
メモリ(作業スペース)は8GB推奨、最低でも4GBを目安にしましょう。4GBだとWindowsのアップデートや複数タブのブラウジングで動作がもっさりしてくることがあります。
ストレージ(保存容量)は64GBだとWindowsだけでほぼいっぱいになりかねないので、128GB以上を選ぶのが安心です。
中古・整備済みの注意点
安いWindowsタブレットは、中古や整備済み品が多くを占めています。購入前に次の3点を確認しておきましょう。
バッテリー・保証・Officeの罠
- バッテリー:劣化した状態で売られていることも。「バッテリー容量◯%」の記載があるか確認を。
- 保証:最低でも30日、できれば90日以上ある商品を選ぶと安心です。
- Office:「Office搭載」と書いてあっても、プロダクトキーが別売りだったり、期限付きのケースも。「永続版か・本体にライセンスが紐づいているか」を確認してください。
「買っていい中古」と「避けるべき中古」
| 買っていい | 避けるべき |
|---|---|
| 整備済み品(Amazonなど信頼できる出品者) | 保証なし・返品不可のもの |
| バッテリー状態の記載あり | 「動作未確認」の表記あり |
| 最低30日の保証付き | 保証の記載なし |
※Officeを使いたい場合は、Officeのライセンス形態も確認しましょう。(Microsoft Office永続版/サブスクリプション版/プロダクトキー別売り/Officeなし)
※Amazonの整備済み品はバッテリー容量が新品の80%を超えているもので、180日間の保証がついています。万が一正常に動作しない場合には、修理・交換・返金を受けられます。販売ページの[カートに入れる]ボタンの少し下にある 販売元: のリンクから連絡先が確認できます。
安いWindowsタブレットおすすめ10選比較一覧表
まず、今回採り上げる機種のスペックを一覧表でご紹介します。このあと、1機種ずつ詳しく解説します。
| 機種名 | 価格 | CPU | メモリ | ストレージ | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|---|
| 富士通 V727 | 1万円台 | Core m3 | 8GB | SSD 128GB | とにかく安く始めたい |
| IdeaPad D330 | 1万円台 | Celeron N4000 | 4GB | 64GB eMMC | ネット・動画メイン |
| Surface Go2(1) | 2万円台 | Core m3 | 8GB | SSD 128GB | 持ち歩きたい |
| Surface Go2(2) | 3万円台 | Core m3 | 8GB | SSD 128GB | Office付きで安心したい |
| Surface Go2(3) | 3万円台 | Core m3 | 8GB | SSD 128GB | 最新Office付きがいい |
| Surface Pro 5 | 3万円台 | Core i5 | 8GB | SSD 256GB | 大きめ画面で作業したい |
| Moxalc UL101Y | 4万円台 | Core m3 | 12GB | SSD 256GB | メモリ重視・コスパ求める |
| LifeBook U9310 | 3万円台 | Core i5 | 8GB | SSD 256GB | 軽さと性能を両立したい |
| Surface Book 2 | 4万円台 | Core i5 | 8GB | SSD 256GB | 高解像度で使いたい |
| 東芝 dynabook | 3万円台 | Core i5 | 8GB | SSD 512GB | ストレージ容量が欲しい |
【用途別】おすすめの選び方
ネット・動画閲覧・軽作業向け
Celeron / 4GBでもOKです。IdeaPad D330のような1万円台のモデルで十分まかなえます。「とりあえずネットとYouTubeが見れればいい」という方は、必要以上にスペックを追わなくて大丈夫ですよ。
副業・ブログ・事務作業向け
Core m3 / 8GB以上を選びましょう。ブログ執筆やExcel・Wordを使った事務作業なら、Surface Go2やLifeBook U9310あたりが費用対効果の高い選択肢です。
動画編集・重作業は可能?
正直なところ、厳しいです。Core i5モデルでも、4Kの動画編集や3Dレンダリングはストレスがたまる場面が多くなります。動画編集がメインなら、専用のノートパソコンを検討されるほうがいいかもしれません。
おすすめモデルを詳しく解説(10機種)
コスパ重視モデル(1万円台)
富士通 V727
「とにかく予算をおさえたい、でもちゃんと使えるものがほしい」——そんな方にまず見てほしいのが、富士通 V727です。整備済み品で1万円台という価格ながら、CPUはCore m3、メモリ8GB、SSD 128GBと、軽作業には十分なスペックをそろえています。
12.3インチのタッチパネルはフルHD(1920×1080)対応で、画面の見やすさも◎。USB 3.1やType-Cポートも備わっていて、周辺機器への対応も安心です。MS Office 2019が付属しているのもうれしいポイント。「まず1台試してみたい」という入門機としても、サブ機としても、コスパの高い選択肢です。
(※2in1タブレットの本体のみで、キーボードなしのためにお安くなっているようです。キーボードも必要になれば、12.3インチ用のBluetoothキーボードを追加ということになります。)
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | 第7世代 Core m3 |
| ディスプレイ | 12.3インチ、1920×1080、タッチパネル |
| メモリ容量 | 8GB |
| ストレージ容量 | SSD 128GB |
| 通信方式 | Wi-Fi |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | MS Office 2019 |
IdeaPad D330
「1万円台で、キーボードもセットで使いたい」という方向けの2-in-1タブレットです。着脱式キーボードが付属しているので、タブレットとしてもノートPCとしても使えます。CPUはCeleron N4000とエントリークラスなので、ネット閲覧・動画視聴・簡単な文書作成向きです。
10.1インチのコンパクトなサイズで、持ち運びにも向いています。Type-Cポートはデータ転送だけでなく画面出力にも対応しています。ストレージは64GBとやや少なめなので、microSDカード(最大128GB)を追加しておくと安心です。
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | 第9世代 Celeron N4000 |
| ディスプレイ | 10.1インチ、1280×800、IPS、タッチパネル(10点) |
| メモリ容量 | 4GB |
| ストレージ容量 | 64GB eMMC、microSDカードで128GBまで拡張可能 |
| 通信方式 | Wi-Fi |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | なし |
バランス型(2〜4万円台)
Surface Go2系(3モデル)
Microsoftが手がけるSurface Go2は、コンパクトながら完成度の高い2-in-1タブレットです。10.5インチで軽量・薄型、タイプカバー(キーボード付きカバー)を装着するとノートPCとしても快適に使えます。今回ご紹介する3モデルは、いずれもCore m3-8100Y・8GB・SSD 128GBというスペック構成で、付属するOfficeや販売価格に違いがあります。カメラや顔認証(Windows Hello)も搭載しており、ビジネス用途にも対応できます。
共通スペック
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | Core m3-8100Y(第8世代) |
| ディスプレイ | 10.5インチ、1920×1280、タッチパネル |
| メモリ容量 | 8GB |
(1)
| 項目 | データ |
|---|---|
| ストレージ容量 | SSD 128GB |
| 通信方式 | Wi-Fi |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | Microsoft Office Home & Business 2024 |
(2)
| 項目 | データ |
|---|---|
| ストレージ容量 | SSD 128GB |
| 通信方式 | Wi-Fi |
| OS | Windows 11 |
| 付属Office | WPS Office |
(3)
| 項目 | データ |
|---|---|
| ストレージ容量 | SSD 128GB、microSDで1TBまで拡張可能 |
| 通信方式 | Wi-Fi、SIMスロット |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | Microsoft Office Home & Business 2019 |
Surface Pro 5
「少し大きな画面で、しっかり作業したい」という方に向いているのがSurface Pro 5です。12.3インチの2K液晶(2560×1440)は表示が鮮明で、長時間の文書作業や資料作成でも目が疲れにくいのがうれしいところ。CPUはCore i5-7300U(第7世代)で、メモリ8GB・SSD 256GBと余裕のあるスペック構成です。
MS Office 2021が付属しているのも魅力。整備済み品ながら3万円台という価格は、この性能を考えると十分コスパが高いといえます。Mini DisplayPortやSurface Connectポートも搭載しており、外部モニターへの接続も可能です。
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | 第7世代 Core i5-7300U |
| ディスプレイ | 12.3インチ、2560×1440(2K)、タッチパネル |
| メモリ容量 | 8GB |
| ストレージ容量 | SSD 256GB |
| 通信方式 | Wi-Fi、Bluetooth |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | MS Office 2021 |
Moxalc UL101Y
あまり聞き慣れないブランドかもしれませんが、このMoxalc UL101Yはスペックが優れています。Core m3-8100Y・メモリ12GB・SSD 256GBという構成で、この価格帯ではメモリ容量が際立っています。複数のアプリを同時に立ち上げながら作業したい方や、ブラウザのタブをたくさん開く方にとってはうれしいポイントですね。
Windows 11 Pro、Microsoft Office搭載で、ビジネス用途にも対応。英語キーボードという点は好みが分かれますが、1kgの軽量設計は持ち運びにも向いています。コスパ重視の方はチェックしておく価値ありです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | Core m3-8100Y(最大3.4GHz) |
| ディスプレイ | 10.1インチ、1280×800、IPS |
| メモリ容量 | 12GB |
| ストレージ容量 | SSD 256GB |
| 通信方式 | Wi-Fi(2.4G/5G)、Bluetooth 5 |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | Microsoft Office |
高性能寄り(3〜4万円台)
LifeBook U9310
富士通のモバイルノートの中でも軽量・高性能で知られるLifeBook U9310。13.3インチのディスプレイを持ちながら、軽くて持ち運びやすいのが特徴です。CPUはCore i5-10310U(第10世代)と、このランクでは最新世代に近く、サクサク動作して快適。同時に複数の作業をしてもストレスが少ないです。
メモリ8GB・SSD 256GBに加え、Windows 11 ProとOffice 2021が搭載されています。回転式の2-in-1構造なので、タブレットモードとノートモードを切り替えながら使えるのも便利。バッテリー持ちも良く、安いタブレットの中では「当たりモデル」です。テレワークや外出先での使用が多い方に、とくにおすすめです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | 第10世代 Core i5-10310U |
| ディスプレイ | 13.3インチ、フルHD、タッチ対応 |
| メモリ容量 | 8GB |
| ストレージ容量 | SSD 256GB(高速NGFF) |
| 通信方式 | Wi-Fi |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | MS Office 2021 |
Surface Book 2
「高解像度で映像や画像を楽しみたい」「少し奮発してもいいものがほしい」という方には、Surface Book 2がおすすめです。13.5インチの3K液晶(3000×2000)は、このカテゴリーのなかでもトップクラスの解像度。写真の編集や資料作りで「きれいな画面で作業したい」という方には、ひときわ嬉しい一台かもしれません。
Core i5-8350U・8GB・SSD 256GBの構成に、タッチペン対応・Webカメラ・Bluetoothも完備。Office 2019搭載で、整備済み品ながら4万円台とやや高めですが、その分ディスプレイのクオリティやパフォーマンスも高いです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | 第8世代 Core i5-8350U |
| ディスプレイ | 13.5インチ、3000×2000(3K)、タッチペン対応 |
| メモリ容量 | 8GB |
| ストレージ容量 | SSD 256GB |
| 通信方式 | Wi-Fi、Bluetooth |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | MS Office 2019 |
東芝 dynabook
東芝ブランドのdynabookは、国内メーカー製で安心感があります。Core i5-8250U(第8世代)・8GB・SSD 512GBという構成で、このランクではストレージ容量の多さが際立っています。写真や動画をたくさん保存したい方、外付けストレージをなるべく使わずに済ませたい方には魅力的ですよね。
13.3インチのフルHD液晶、軽量マグネシウム合金ボディで携帯性も高め。回転式の2-in-1構造でタブレットとしてもノートPCとしても使えます。Office搭載・Windows 11 Pro対応で、ビジネスシーンでも活躍できる一台です。
| 項目 | データ |
|---|---|
| プロセッサ | 第8世代 Core i5-8350U |
| ディスプレイ | 13.5インチ、3000×2000(3K)、タッチペン対応 |
| メモリ容量 | 8GB |
| ストレージ容量 | SSD 256GB |
| 通信方式 | Wi-Fi、Bluetooth |
| OS | Windows 11 Professional |
| 付属Office | MS Office 2019 |
安いWindowsタブレットのメリット・デメリット
メリット
- Officeが使える:ExcelやWordなど、仕事や勉強でおなじみのWindows PC版アプリがそのまま動きます。スマホ版やiPad版では機能が制限されていて「なんとなく使いにくい」と感じていた方には、大きなメリットですよね。
- PCソフトが動く:iOS・Androidでは使えない他のWindowsソフトにも対応できます。特定の業務ソフトや会計ソフトを使う方には欠かせないポイントです。
- コスパ最強:同等スペックのiPadやMacと比べると、はるかにリーズナブル。整備済み品を活用すれば、1〜4万円台でかなりのことができます。
デメリット
- 重い(iPad比較):iPadの軽さに慣れていると、Windowsタブレットは重く感じることも。長時間の手持ちには向かないかもしれません。
- バッテリー劣化(中古):整備済み品・中古品はバッテリーが劣化しているケースがあります。購入前に残量や保証を必ず確認しましょう。
- 動作の限界:エントリーモデルは重い作業になると処理が追いつかないことも。動画編集や大規模なデータ処理には向いていません。
よくある質問
中古はすぐ壊れる?
整備済み品であれば、動作確認や修理が施されているため、ノーブランドの中古よりは安心です。ただ、保証期間が短いものも多いので、30〜90日以上の保証がついている商品を選ぶようにしましょう。
iPadやAndroidとどっちがいい?
「使いたいソフトがWindowsベース」「Officeをフルで使いたい」という方ならWindowsタブレット一択です。一方、「動画・読書・SNSがメイン」「とにかく軽くて持ち歩きやすいものがほしい」という方はiPadのほうが満足度が高いかもしれません。用途によって選ぶのが正解です。
Office付きは本当にお得?
永続版のOfficeが付属している場合は、単品で購入すると数万円かかるソフトがついてくるわけですから、かなりお得といえます。ただし「プロダクトキー別売り」「試用版」「期間限定版」のケースもあるので、商品説明を確認することが大切です。
まとめ|迷ったらこの3台から選べばOK
Windowsタブレットは選択肢が多くて迷いがちですが、最後は「予算」と「使い方」に合わせてしぼるのが一番です。
迷ったら、この3台から選んでみてください。
- 最安を狙うなら → 富士通 V727(1万円台)
メモリ8GB・SSD 128GB・Office付きで、コスパは群を抜いています。 - バランスよく使いたいなら → Surface Go2(2〜4万円台)
Microsoftの純正タブレットという安心感と、持ち運びやすさを両立。 - 性能重視で長く使いたいなら → LifeBook U9310(3万円台)
第10世代Core i5で、テレワークや副業にも余裕をもって対応できます。
予算に余裕があるなら、少し奮発してCore i5モデルを選ぶと、2〜3年は快適に使えるでしょう。「安ければいい」だけでなく、「どれだけ長く活躍してくれるか」も含めて考えてみてくださいね。
